朝型か夜型か

一日は万人に平等に24時間である。

だから朝型であろうと夜型であろうと

同じような仕事をしている二人の間に大した差はないはずだ。

 

金曜の夜をもったいなく感じる人と、土曜の朝を貴重なものに感じる人。

一体どちらの人が多いのだろう。

 

私は完全なる朝型で、中学生の頃から夜更かしが苦手だ。

当時は、深夜のラジオ(ANN)を聞くのがサブカル女子の定番だったのだが

一、二回聞いただけで習慣にはできなかった。

テスト前によくある一夜漬けも、

徹夜するより、早朝に起きて勉強する方が性にあっていた。

今は、学生の頃よりも朝型に磨きがかかり、自らの意思で早起きがしたい。

 

ただ早く起きたいわけではなく、しっかり睡眠時間を確保したいので

夜は10時~11時ごろには布団に入るような生活をしている。

 

朝ごはんも急がず食べたいし、(あわてて飲み込むような食事は嫌)

駅まで自分のペースで歩きたいし、(速足になるのも走るのも嫌)

快速列車で何度も乗換をするぐらいなら、ローカル列車で1本で行きたい。(ここで乗り換えて、とか考えたくない)

そう思って逆算すると5時半起きでも少し遅いくらいになる。

 

朝型の視点というのは、常に少し先にあるのだと思う。

今のことよりも、明日(次)の快適を考えている。

 

反対に、夜型の視点というのは、今に重きがある。

今日(今)をエンジョイしたいという気持ちの強い人ほど、夜型なのではないだろうか。

きっと食事もゆっくり後ろ重心で摂るのだろうし、

駅まで走って間に合うなら、家にいる間を少しでも長くして、あれもこれもそれも一度にやってしまおう!という効率の良さだったり、臨機応変さを持ち合わせていたりするのだろう。

 

肝心な時にきびきびと処理できるのは、若いうちだけだ。

だから若いうちは夜更かしが平気なんだろう。

お年寄りに早起きが多いのは、眠りが浅いだけでなく、処理速度自体が遅くなって

時間の余裕が必要になっているからなのかもしれない。